- 健診時と今回の受診時の採血でともに糖尿病型の血糖値(空腹時126mg/dL以上、食後の随時または75g糖負荷試験2時間値が200r/dL以上)が確認できた場合は糖尿病と診断されます。
- 健康診断時または今回の受診時に糖尿病型の血糖値(空腹時126mg/dL以上、食後の随時または75g糖負荷試験2時間値が200r/dL以上)とHbA1c(6.5%以上)がともに確認された場合は糖尿病と診断されます。
- HbA1c は何回糖尿病型(6.5%以上)であっても糖尿病疑いのままですので3-6ヵ月以内に血糖値とHbA1cを再検します。
- 多くの場合、食事療法と運動療法のみで治療を開始します。肥満がある場合もない場合も食事療法は必要になります。管理栄養士による栄養指導を受けていただき食事に関する勘違いをなくしバランスのとれたエネルギー制限を行っていただきます。また、当院ならではの調理実習も月に2回開催していますので楽しみながら食事療法を身につけることができます。
- 網膜症のチェックのため眼科を紹介させていただきます。眼科にかかれない場合は当院で眼底検査を行います。その他に腎臓の合併症(尿中アルブミン排泄量、腎機能検査の血清クレアチニン値およびeGFR等)、神経の合併症(アキレス腱反射、振動覚検査等)、動脈硬化症の合併(頸動脈超音波検査、上肢下肢の血圧比を求める検査等)をチェックします。
- 高血圧症、高脂血症、脂肪肝等の合併が多いためこれらの検査、例えば家庭血圧測定、採血、腹部超音波検査(エコー)も並行して行っていきます。また合併症予防のため禁煙は必須です(自分で禁煙できない場合はチャンピックスという飲み薬を使用して禁煙することが可能です)。
- 糖尿病とうまくつきあって血糖値をコントロールし合併症を予防するためには糖尿病に関する十分かつ正確な知識が必要です。当院では定期的に糖尿病教室を開催しておりますので是非ご利用ください。
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